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ワイン・コラム 第187回 ブルゴーニュ地方の話 ジャック・プリウール編

ブルゴーニュ地方でも人気のワイン産出村、ムルソーMeursault。

この村に居を構えるドメーヌ・ジャック・プリウールDomaine Jacques Prieurは、ブルゴーニュ地方全体で見ても最も重要なドメーヌのひとつに挙げることができると思います。

モンラシェMontrachet
シュヴァリエ・モンラシェChevalier-Montrachet
コルトン・シャルルマーニュCorton-Charlemagne
シャンベルタンChambertin
Chambertin2
シャンベルタン・クロ・ド・ベズChambertin Clos de Bèze
ミュジニーMusigny
クロ・ド・ヴージョClos de Vougeot
エシェゾーEchézeaux
コルトン・ブレッサンドCorton Bressandes
Corton-Bressandes
といったグラン・クリュの中でも別格の畑を含む約21ha(ピノ・ノワール11ha、シャルドネ10ha)の畑を所有し、上質なワインを世に送り出しています。

1990年から醸造に携わるナディーヌ・ガブリン氏は、ベスト・ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたこともある、世界的に見ても重要な女性醸造家のひとりです。

私がこのドメーヌに惹かれるのは、錚々たるグラン・クリュの数々や全体のワインの品質はもちろんですが、他にボーヌ村の1級畑の面白さにあります。

クロ・ド・ラ・フェギーヌClos de la Féguineという畑を単独所有しており、白と赤を造っています。また、ボーヌのプルミエ・クリュの中で筆頭格のひとつ、グレーヴGrèves(ブシャール・ペール・エ・フィスのヴィーニュ・ド・ランファン・ジェジュが有名)から赤ワインと、そして白ワインも!造っています。興味深いことです。

アルコール発酵は天然酵母で行い、樽での熟成は白ワインでも12から18ヵ月と長い期間行います。いずれのキュヴェも心を打つ品質です。

チリの高品質ワイン生産者、コノ・スルCono Surはピノ・ノワールに力を入れておりますが、そのトップ・キュヴェであるオシオOsioはやはり素晴らしい品質です。このワインの生産に、ジャック・プリウールのマルタン・プリウール氏が関わっています。オシオの品質の向上にジャック・プリウールの伝統や経験が一役買っているわけです。

ジャック・プリウール。未経験の方は、是非試して頂きたいドメーヌです。

Clos Yは8月17日のレストラン講座で、ドメーヌ・ジャック・プリウールの白ワインを含む上質なワインを料理と合わせて提供いたします。ご興味がございましたらご連絡ください。

講座へのお申し込み、ご質問等はこちらのアドレスにご連絡ください。
vinclosy@aol.com

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