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ワインコラム 第47回 カリフォルニアの話 ナパ・ヴァレー編 その1

先週、カリフォルニアのワイン産地を訪問してきました!

 

カリフォルニア州はアメリカ最大のワイン産地です。ノース・コーストNorth Coast、セントラル・コーストCentral Coast、サウス・コーストSouth Coast、シエラ・フットヒルズSierra Foothills、セントラル・ヴァレーCentral Valleyの5つの地域に大きく分けることができます。

 

今回は、ノース・コーストを回ってきました。ノース・コーストは、その名の通り、カリフォルニア州北部の海岸近くに位置する産地です。サン・フランシスコから北へ100kmほどのところに位置するナパNapaが有名ですね。

 

サン・フランシスコには以前行ったことがあったのですが、ワイン産地を訪れるのは初めてなので、期待が高まります。

 

しかし、日本とアメリカの時差はすごいですね!日本を16時頃出発し、約9時間のフライトを経て、現地に着くとなんと朝の9時くらい。16時間もの時差があります。

 

少しぼーっとした状態で、レンタカー・ステーションへと向かいました。その移動中に見た空の青さ、広さにびっくりしました。目が覚めました!(笑)

 

空港からナパ・ヴァレーのナパの町を目指し走ります。近いですし、道も複雑ではないので迷わず着けました。途中ゴールデン・ゲイト・ブリッジを渡りましたが、すごいですね!橋自体大きくて立派ですし、海と空と崖のコントラストはゆっくり見たいと思うほど美しかったです。

 

まずはナパの町を抜けて、少し北にあるセント・ヘレナSt Helenaの町で昼食です。アメリカではアメリカらしいものを食べたい、ということで、ハンバーガーにしました。

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オーストラリアで食べて以来、約2年ぶりのハンバーガーです。トマトベースのスープが濃厚でおいしかったです。

 

さて、いよいよワイナリーの訪問です。

 

まずは、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーRobert Mondavi Wineryを訪れました。

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ロバート・モンダヴィさんは、アメリカのワインがまだ今日ほど世界に知られていなかった時代に、高品質なワインによってその実力を世界に知らしめたパイオニアの一人です。私が最も会ってみたかったワイン業界の人物でしたが、残念ながら2008年にお亡くなりになられています。94歳でした。活動力のある方で、晩年でも毎日1本のワインを飲んだと言われています。活力の源はやはりワインだったのでしょうか?!

 

ここでは一般的なツアーに参加しました。畑、醸造設備、樽熟成庫を見せてもらって、最後に3種類のワインをテイスティングしました。醸造設備などは今日では世界共通ですね。しかし畑はここならではのもので、非常に美しかったです。

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この日は早く寝て、翌日は朝からオーパス・ワンOpus Oneを訪問しました。オーパス・ワンは、フランス、ボルドーのシャトー・ムートン・ロートシルトChâteau Mouton Rotschildがロバート・モンダヴィ氏に持ちかけたジョイント・ヴェンチャーで、大変高品質なワインを造っています。ワイナリーはロバート・モンダヴィ・ワイナリーのすぐ近くにあります。

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ここでもひと通りの設備を見せてもらい、最後にオーパス・ワン2006をテイスティングしました。まだ若く、非常に濃縮感があるにもかかわらず、硬さもなく、非常においしい状態でした。完熟したぶどうを用いて、丁寧な醸造、熟成をしたのでしょう。さすがの貫禄でした。

DSC00280 オーパス・ワンの美しい樽熟成庫 

ナパの町があるナパ・ヴァレーNapa Valleyには、たくさんのワイナリーが軒を連ねています。次回は引き続きナパ・ヴァレーのお話です。

 

 

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